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富士フイルムX70を触ってみた。GRユーザとしての感想

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先週。富士フイルムスクエアで展示されたX-Pro2とX70を見て触って来ました
ちょっと遅くなったのですが、まずはX70の方のレポートをアップさせていただきます。

FujiFilm X70

第一印象、思っていたより小さい。

曲面がほとんど無くスクエアなボディデザインがボリューム感を最小限にしているようで、手に持った感じではGRより少し小さく感じます。
一方、中身が詰まった感のある適度な重量が心地よい持ち味を作り出していると思います。
撮影時重量はGRIIより約90g重く340gですから相当の密度感です。

2/3インチセンサーのX30と比較するとこんな感じ。

FujiFilm X70 .v.s. X30

X30はズームレンズでEVFが内蔵されていますので、もちろん大きくなるのはしょうがないのですが、それにしてもAPS-CセンサーのX70の方がボディの厚みが相当薄く感じるのは凄いですね。

こちらはXQとの比較。

FujiFilm X70 .v.s. XQ

さすがにXQ2の方が小さいのですが、XQ2は既に生産完了ということですので、X70は現行FUJIFILM Xシリーズ最小のカメラということになります。

そしてこちらはGRとの外観比較記事

操作性は素晴らしい

X70はレンズ周りの絞り環、そして、上部のシャッタースピードダイアルを備えますが、それぞれAモードを持つことで、シャッター速度優先、絞り優先、プログラムモード(両方A)を合理的に切り替えることが出来るのは相変わらず素晴らしいと思います。

FujiFilm X70

X30やX-A2など入門機ではモードダイアルの操作系ですが、X70では上位モデルの操作系を採用したのは嬉しいですね。

レンズ周りの絞り環にも引っかかりを付けるなど、撮らないで触っているだけでも楽しくなって来ました。

FujiFilm X70

また、X70ではシャッタースピードダイアルの横にAUTOレバーを備えています。
これをONにすると有無を言わさず「アドバンストSR オート」つまり自動シーン認識になるということです。
その操作系を崩すこと無く、ワンレバーでのオートモードを提供するというのは入門の方のみならず、スナップなどの撮影でも素早い撮影が可能になると思いますので良いアイデアだと思いました。

可動液晶+タッチシャッター

X70がその操作系で更にチャレンジしているのは液晶がタッチパネル+180度可動液晶になっていることです。
X70のようなカメラにも搭載するということは、それほど自撮りへの要求が高いということでしょうか?

FujiFilm X70

勿論、可動液晶のメリットとしては、自撮をする方のみならず、ウェストレベルでの撮影ができるということで、GRよりX70を選択する理由の1つになるかもしれません。

一応タッチシャッターの様子を動画で記録して来ました。

さすがに像面位相差ピクセルによるフォーカスはクイックですね。

レリーズするとカシャカシャとシャッター音が鳴りましたが、これはX100と同じように電子音ということで、実際のレンズシャッターの音はやっと聞こえるくらいです。

FujiFilm X70

アナログな操作系+フィルムシミュレーション

ということで、X70のファーストタッチはかなり好印象。
銀塩カメラからの操作性を引き継ぐことで、写真を撮るという要求を満たしてくれるのみならず、コンパクトなボディに、クイックなAFで確かに究極のスナップシューターというコンセプト通りの仕上がりに関心しました。

FujiFilm X70

そして、X70はフジフィルムならではのフィルムシミュレーションを搭載していることがその最も大きな価値だと思います。
銀塩フィルムとデジタルカメラ共に作っているメーカーだからこそ、他のメーカーでは絶対に実現出来ない機能だと思います。

RICOH GRとX70を比べると

しかし、私もGRユーザーとして、X70が完全にGRを超えているかというと、そうでは無いと思います。

まずグリップですが、GRが右手で包み込むように持てるグリップ形状なのに対して、X70は指先で引っ掛けるようなグリップ形状ですし、親指側のスペースも小さく、GRに慣れたユーザーですと右手側がなんと無く寂しい感じです。
GRの良さはその素晴らしいグリップで右手だけで撮れる安心感があるのですが、X70では必ず両手で支えて撮りたい気持ちになります。(勿論、GRでも両手で撮った方が良いのですが)

次に、可動液晶ですが、一見GRを引き離す素晴らしい機能にも見えますが、こちらもデザイン的な、使い勝手的な一体感という面ではどうしても不安定な感じがします。
ボディを限りなく薄くするというコンセプトに対して、液晶ユニットが裏側にくっついている感じがしてソリッド感を削がれているような気がします。

FujiFilm X70

更に、自撮り対応の180度の可動液晶にする為、せっかくのトップ部のデザインが斜めに削られてしまっています。
X70の美点としてのスクエアなカタチが、トップ部後ろの斜めの面がちょっと残念だと感じました。

また、GRにありながらもX70が実現出来ないのがレンズバリアです。
ただX70のレンズは沈胴しませんので、撮影時でコンパクトなままで起動時間も早いのですが、レンズキャップの取り外しをする必要があるのはちょっと面倒くさい部分です。
GRではレンズバリアを上手くデザインに取り入れているのも良いですね。

私個人的X70.v.s.GRまとめ

  • X70が良い点
    • 素晴らしい操作系
    • フィルムシミュレーション
    • 起動時間、AFが高速
    • ストラップホールがちゃんとあること
  • GRが良い点
    • グリップを始めとして熟成されたデザイン
    • ソリッド感
    • レンズバリア
    • 用ケーブルだがUSB経由で充電出来る(コメント欄でX70もUSB充電に対応していることを教えて頂きました、ありがとうございます)

ということで、個人的にはGRユーザーがわざわざ買い替えるにはちょっと足りない感じで、GRと共存するには少し高くなりますが光学レンジファインダーと持ちやすいグリップを持つX100tの方が魅力あるように思えます。

一方、これからポケットに入る広角スナップシューターの導入を考えられている方にとっては、X70の方が魅力的に見えるかもしれません。

何故なら、GRからGRIIにモデルチェンジで殆ど進化しなかったからです。
もし、リコーがGRIIにもう1つ何かを付け加えていたら、X70に追いつかれることは無かったのかもしれません。

で、両者の共通点ですが、X100とGRを使った経験から言わせていただくと、フジのXシリーズもGRも、RAW現像よりJPEGの方が素晴らしい画像が出て来るということです。
よって撮影する現場で選んだ判断が写真の表現となるカメラだと思います。

また、両機共にAPS-Cという大型センサーを用いながらも、究極にコンパクトな28mm広角レンズは歪曲のデジタル補正を行わないという考え方も素晴らしいと思います。

X70もGRもデジタルカメラの中ではアナログ的な楽しみ方が出来るとても良いカメラだと思いました。

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14 thoughts on “富士フイルムX70を触ってみた。GRユーザとしての感想

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  • 2016年3月12日 at 4:27 PM
    Permalink

    X70は普通にmicroUSBで充電できますー

    Reply
    • 2016年4月4日 at 8:39 PM
      Permalink

      コメントありがとうございました。
      その旨記事に記述させて頂きました。

      Reply
  • 2016年3月18日 at 9:26 AM
    Permalink

    X70の購入を考えていて、GRIIやNikon Coolpix Aやこれから発売されるDLなどの情報と比較していました。

    ここ数日、あれやこれやとず~っと悩んでいたのですが、ふと、思ったことがあります。

    APS-Cセンサーのカメラと18mm広角単焦点レンズを組み合わせて8万円だすのなら、
    一眼カメラでそろえられるのでは???

    と。。。。

    GRIIは、ポケットに入るサイズですが、それ以外の機種は、まぁムリでしょう。

    コンデジでこの価格帯のX70を選択する理由はなんでしょうか???

    Reply
    • 2016年4月4日 at 8:32 PM
      Permalink

      コメントありがとうございます。
      確かにそういう見方もありますね。小型で安価なミラーレスでも使い勝手は同じですし、レンズ交換も出来ますし、、、
      APS-Cというのはやはりコンパクトとしては難しいセンサーサイズなのかもしれません。
      その上でご指摘の通りポケットに入るGRは素晴らしいとも思います。

      Reply
    • 2016年5月15日 at 3:31 AM
      Permalink

      (考えてみましたので追記させて頂きます。)
      GRのコンセプトとしてはご指摘の通りポケットに入るということが初代より貫かれているのが素晴らしいですね。沈胴+レンズバリアもポケットに入れることが出来る大きな要因だと思います。
      X70の方は確かにレンズキャップも入れると少し厚くなり、特にマイクロフォーサーズでは同じくらいの大きさと重さの一眼も視野に入って来ますね。
      しかし、最近のミラーレス用の低価格パンケーキレンズの場合、歪曲や周辺光量について強く補正を掛けてコンパクトさを実現している例が多いような気がしますが、そのようなレンズの場合(なんとなくですが)立体感に乏しいような気がします。
      で、GRとX70はいずれもレンズでの光学系のみで歪曲を抑え電子補正を入れていないというのが特徴になると思います。
      X70は所有していないので判りませんが、GRの独特のスッキリとした描写はレンズ性能も大きいと思います。
      そういう意味ではX70のユーザーのご意見や作例も拝見させて頂ければと思っています。

      Reply
  • 2016年5月5日 at 6:25 AM
    Permalink

    YODOBASHIでX70触って即買いしました。
    GRは使ったことありませんが、決め手はスペックはもちろんのこと、
    それと同等かそれ以上にデザインと質感が決め手です。
    ですので、レンズバリアー付きだったら魅力半減です。
    私は使い勝手も大切だとは思いますが、少々不合理なところがあっても、
    所有欲を満たしてくれるのはデザインと質感なんです。
    昨日スナップ撮影してきましたが、画質の面でも間違いなく素晴らしいものでした。
    操作性もよかったです。
    日向での撮影は背面液晶だけだと見にくかったので、フォクトレンダーの外付け
    光学ファインダー(丸形)を付けていたのが正解でした。デザイン面でも。
    (フォクトレンダーの外付けファインダーは中古で安く手に入れました)
    X70はホットシューが光軸上にあり、外付けファインダーを付けられるのが、
    大きなアドバンテージだと思います。

    Reply
    • 2016年5月15日 at 3:08 AM
      Permalink

      コメントありがとうございます。
      確かに、今買うなら私もX70だと思います。
      一方、GRユーザーの方々(私も含めて)は初代から10年を経ており歴代を買い換えられている方が多く、やはり他のカメラに置き換えることは出来ないという人が多いと思います。たとえばこちらの記事。
      X70もこれから長い間愛されるカメラになると思いますので、是非愛用して頂ければと思います。
      今後共宜しくお願いいたします。

      Reply
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  • 2016年7月18日 at 9:49 PM
    Permalink

    GRってセンサーゴミひどくないですか?
    以前、持っていたのですが半年もせずに売却してしまいました。

    Reply
    • 2016年7月19日 at 12:43 AM
      Permalink

      コメントありがとうございます。
      GRのゴミはネットでよく話題になっているようですが、私の個体は未だ大丈夫みたいです。
      次期モデルでは改良して頂きたいですね。

      Reply
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