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#Leica#OLYMPUS#PENTAX#Zeiss銀塩カメラ・フィルム

海外の写真家がオススメするオールドレンズベスト5(Robert K Baggs)

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ロンドンで活動しているポートレート&コマーシャルフォトグラファーでありFstoppersの編集者でもあるRobert K Baggs氏が自身で選んだオールドレンズトップ5を紹介されています。

Vintage lenses can be a great way to get some different glass for you to try without spending much money. But, there are also a number of hidden gems that can create stunning and singular results.

Via : Fstoppers – What Are the Best Vintage Lenses?

はじめに

  • ビンテージレンズは他の大金を投入しないでもレンズとの違いを味わうことが出来る。そして、その中には見事な結果が得られる隠れた銘玉が存在する。
  • 私がビンテージレンズを好きになったのは、カメラを手にした当初はあまりお金を持っていなかったからである。
    • その頃、フルタイムフォトグラファーとf/1.2レンズ単焦点レンズやフラッグシップ望遠ズームレンズを使うようなベテラン写真愛好家達の小さいコミュニティに属していた。
    • 彼らが持っていたのは、多くのクルマよりも高価なキットだったので、それらと競争できるのかを疑問に感じていたことを記憶している。
  • そんな状況で読んだのが「ボケモンスター」という記事で、すぐにeBayに行き、予測価格以下での落札することが出来た。
    • ビンテージレンズの購入のし方を知らなかったが、良いレンズを奇跡的に落札出来た。外観はダメージが見られたが、光学的に完璧で、傷、曇り、カビは無かった。
    • 早速マウントアダプターを購入し、庭で使いすぐに恋に落ちてしまった。このレンズはこれまでの他のレンズでは得られなかった独特で美しい画像を作り出してくれたことが、私の好奇心の始まりとなった。
  • 私は現在多くのビンテージレンズを所有しており、防湿庫が一杯になったいる。
    • これらの中で幾つかは素晴らしいが、それら多くは普通でもあり、あるものはお金の無駄使いでもあったが、私はそれらに決して後悔はしていない。
  • そして、レンズリストを作成したが、ビンテージレンズ市場は深くまた多様な世界でもあり、完全なリストを作成することは出来ていない。
    • またオールドレンズを選ぶとき、マクロ、風景、ポートレートなどの撮影の目的に応じた様々な選択肢がある。
    • ビンテージレンズの中で今でも十分に使えるのは、20世紀後半(1950〜1999年)あたりに生まれたものが多いので、カタログなどを入手して研究して研究してみるのも良い。

Pentacon 135mm f/2.8: ‘The Bokeh Monster’

  • 私のビンテージレンズ愛のきっかけになったレンズ。
  • このレンズにはいくつかのバージョンがあるが、M42マウントの絞り羽根15枚のバージョンを入手することが必要であり、この15枚の絞り羽によって独特の粘りがあるボケを得ることが出来る。
  • 135mm は今でも定番の焦点距離であり、私が最も愛するCanon 135mm F2に通じるものでもある。
  • eBayでは80ドルあたりで良いコンディションのものを入手できる可能性がある。

Helios 40-2 85mm f/1.5

  • このロシア製の単焦点レンズは、1950年頃に製造が開始され、1990年代まで製造されていたことで多くが流通している。
  • Zeiss Biotarレンズの設計がベース(あるいはコピーされた可能性も)となっていると言われているが、いずれにしてもこれは素晴らしいものである。
  • あまりにも素晴らしいので2013年に新バージョンとして復活がアナウンスされた直後に購入し、それも愛用している。
  • 特段にシャープなレンズとは言えない(特にf/1.5において)が、良好な光学特性を持っている。
  • このレンズ独特の放射状のボケが得られるのが特徴であり、2013年バージョンでもそれが継承されていた。
  • 状態の良いビンテージ版は300ドルから400ドルくらいで、このリストの中では安価なものでは無いが、十分にその対価を得ることができる。

Super-Takumar 50mm f/1.4

  • Takumarレンズは旭光学によって製造されたもので、創業者である梶原熊雄氏と関係があった、米国でポートレート画家として活躍した梶原琢磨氏から由来している。
  • Super-Takumarレンズはこれまでより進化したフレア防止コーティングと、より洗練された絞り機構を持ったものである。
  • このレンズはビンテージレンズとは思えないほど、開放においても素晴らしい光学性能を持ち、ボケ味、色再現性も素晴らしい。
  • この素晴らしい単焦点レンズは50ドルから200ドルで入手できる。

Olympus 100mm f/2 OM Zuiko Auto-T

  • このレンズはポートレート用として素晴らしいビンテージレンズとして有名だが、私はそれ以上の価値を感じている。
  • 最短撮影距離も短いことから、様々な用途にも使用することが出来る。
  • 作りの良さも素晴らしく、シャープさも抜きん出ており、バターのようなとろけるボケ味も有している。
  • 価格は様々で、f/2.8バージョンの方一般的だが、f/2の方は300ドル〜500ドルで状態の良いものを探すことが出来る。

Leica Leitz Summicron-M 35mm f/2.0 ASPH

  • 素晴らしいレンズに長期的な視点投資すべきかを考えると、これが最良の例であると考えられる。
  • 35mm f/2は1979年から17年間製造され、その間人気が続いていた。
    • このレンズのボケ味は知られていて、Leica撮影者が必ず使うべきレンズと言われていた。
  • 多くの人が新型では無く、今でもオリジナルバージョンを探していてビンテージの状態の良いものは3000ドル〜4000ドルとなっている。
    • 新品で購入されていた方は、更なる価値を得られていると言える。

いかがでしょうか?
オールドレンズについては、一眼レフカメラ大国となった日本のユーザーの方が詳しい方もいらっしゃるかと思いますので、更に素晴らしいレンズは沢山存在するかと思います。

ただ、オールドレンズに興味がある方にとって、今回リストアップされているレンズは、妥当な価格であれば間違いないものですね。

スマホの性能向上で素晴らしい写真が撮れるようになったことで、レンズ交換式カメラは、特にレンズの性能を向上させて画質を追求する方向に向かうしか無く、高価で重いレンズが多くなってきました。
一方で、視点を逆に向けると、オールドレンズの完璧では無くレトロな描写の方がスマホでは味わえないものでは無いでしょうか。

年内には、各社が入門向けのフルサイズミラーレスカメラを拡充させて来ると思いますが、このようなカメラではフラッグシップレンズでは無く、入門向けのレンズを使われるかと思います。
だからこそ安価に購入できる(Leizは違うかもしれませんが)オールドレンズやビンテージレンズもより気軽に楽しむことが出来そうですね!

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