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#DJI#GoProカメラ・写真情報

Cinema5Dの #DJI Osmo Actionレビューと GoPro HERO7 Blackとの比較動画が参考になる

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Cinema5Dが、先日発表されたDJIのアクションカメラOsmo Actionのハンズオンレビュー記事を掲載しています。

 

発表と同時に多くユーチューバーの方がDJI Osmo Actioのハンズオンを一斉にアップされていますが、どれもややハイテンション気味で(^^;見ていてちょっと疲れるかな、、、といった感じですが、Cinema5Dのレビューは流石に落ち着いて、要点が解りやすい動画になっていますので是非ご覧ください。

  • 4K HDR モード
    • D-CIneLikeモードより更にシャドー部のディテール表現に優れ、色もビビッドである。
    • 急激なライティング変化を伴う撮影が多いアクションカメラのワーフローで用いるにはパーフェクトなものになる。
    • 一方4KHDRモードでは手ぶれ補正が動作しないのが大きな問題である。
    • ローリングシャッターもより大きく発生してしまう。
  • RockSteady
    • DJIがドローンやジンバルの開発で養った技術をRockSteadyとして実現したのは本当に良い仕事をしたと言える。
    • GoPtoのHyperSmoothよりも優秀
    • ただ、GoProより少し狭い画角がRockSteadyをOnすると更にやや狭くなってしまう。(電子手ぶれ補正では一般的な仕様ではあるが)
  • D-Warp
    • GoProなどの小さなボディに超広角レンズを組み合わせたカメラはフィッシュアイレンズのような歪曲が発生するのが普通だった。
    • これまではポストプロダクションで歪曲を補正していたがDJI Osmo Actionでは歪曲を正確に補正するD-Warp機能が搭載されている。
    • D-WarpにRockStudyを組み合わせた映像は素晴らしい
  • 画質
    • GoProと同様に4K60p、2,7K60p、1080p240pなど多彩な解像度をサポートしているが、大きな問題は100Mbps H.264しかサポートしていないことである。(GoProはH.265)
      • 圧縮処理によって特にスパースローモーションでノイズが目立つようになる。
    • D-Cinemaモードではフラットなカラーで表現されるが、シャープネス処理がやや過剰でエッジが目立ち後処理でそれを修正することは出来ない。
      • またシャープネス処理によりシャドー部でのノイズがやや目立っている。
    • マニュアル撮影モードではISOやシャッタースピードはコントロール出来るが、絞りは固定である。
      • ファームアップによって、マニュアルモードにシャープネスや、白飛びのコントロールを追加してくれることを願いたい。
    • コンシューマー向けとしては露出のコントロールは良い仕事をしているが、明るい背景の場面で露出不足になることがある。
      • GoPro HERO7の方が露出が安定している。
  • DJI Mimoアプリ
    • DJI Mimoアプリと接続するとWi-Fi経由で素晴らしい画質で撮影のモニタリングが可能である。
    • ノイズリダクションのOn/Off以外の画質設定が出来ないのが問題。
  • 外観・使い勝手
    • GoProから移行する場合も、マウント部のエコシステムによって様々なアクセサリがそのまま流用出来る
    • 保護レンズが簡単に着脱出来るのは良い。
      • GoProは保護レンズの取り外しがとても硬い。
    • 背面の16:9スクリーンは大きく、GoProの4:3スクリーンよりも映像が画面一杯に表示されるのが良い。
    • ボディ上部の撮影ボタンの横にタリーライトがあるので背面液晶を見ないでも動作が確認出来る。
      • GoProは背面にあるので、Osmo Actioの方がずっと良い。
  • まとめ
    • Osmo Actionの発表は驚きでありとても印象的なカメラであった。
    • DJI初のアクションカメラであることを考えると素晴らしい出来栄えと言える。
    • 現在アクションカメラの市場はGoProのホームテリトリーとなっている。
      • 他のメーカーのカメラは何かしら問題があり淘汰されてきた。
      • DJIがこの市場に参入することでそれが変わる予感がする。
    • DJIが今後画質のコントロールを最適化することで更に良くなるだろう。
      • フロントスクリーン、HDR、手ぶれ補正など、既にGoProよりも先進的な機能が搭載されており、大きなアドバンテージを持っている。

 

そしてこちらがGoPro HERO7 Blackとの比較動画ですが、基本的には同じことを言っています。

  • 外観やサイズ
    • ほぼ同じに見えるがOsmo Actionの方がアドバンテージが多い。
    • フロントモニターはGoProより約2倍の大きさでカラーである。
      • アクションカメラはタイトなスペースにマウントすることが多くリア液晶だけだとプレビューイメージを確認するのが難しい場合があるので便利である。
    • リア液晶もGoProより大型で16:9となっている。
    • GoProと同じマウントのエコシステムを採用したのはスマートな選択である。
    • 保護レンズマウントがスクリュー式でNDフィルター等を簡単に装着出来るのが良い。
  • レンズ
    • 手ぶれ補正をOFFでGoProの方がやや広角である。
    • 手ぶれ補正をOnにしてもDJI Osmo Actioの方がやや画角が狭い。
      • ただ時にはGoProの方が画角が広すぎると感じる場合もあるので、必ずしもディスアドバンテージとはならない。
      • マウンテンバイクでチェストマントしている時は、DJI Asmo Pocketの画角でハンドルいっぱいが収まるので問題にはならない。
  • 手ぶれ補正
    • Osmo ActionのRockSteadyはGoProのHyperSmoothを打ち負かしてしまった
  • 画質
    • DJIのオート露出やオートホワイトバランスは少し過剰であった。
      • マウンテンバイクで森を駆け抜けた映像では、GoPro HERO7は-0.5、DJI Osmo Pocketは-0.7の設定にした。
    • D-Cinelikeで自動露出ではの画像は時にとても暗くなる傾向がある。
    • マウンテンバイクの撮影でHDRを使わなかった理由は、RockSteadyが動作せずローリングシャッターも激しく発生するからである。
    • 4K30pではハイフレームレートで記録出来ない、4K50pや25pまたはスローモーションモードではハイフレームレートでの記録が可能になる。
    • 露出制御はあまり良く無い
      • おそらくハイライト側が優先になっていることから、画像が暗くなってしまうことがある。
    • シャープネス処理が掛かり過ぎる傾向があるが、現時点ではそれを設定する方法が無い。
      • 結果GoProの方が好ましい絵になる。
    • 100Mbps H.264では情報量が不足しておりノイズも乗りやすい。
      • アクションカメラの画像は激しく動くのでそれを記録する為に必要なビットレートはとても重要である。
      • GoProのビットレートは75MbpsであるがH.265なのでより良い画質となっている。
    • D-ChneLikeでの色再現性もあまり良く無い
      • GoProはこれまで多くの進化を遂げた結果、色再現性が良くなっている。
    • スーパースローモーションでもオーバーシャープの傾向がある。
      • 空などでブロッキングノイズが発生する傾向がある。
    • 4KHDRモードの画質が素晴らしいだけに、手ぶれ補正が使え無いことやフレームレートが限られていることに対してフラストレーションが溜まってしまう。
      • よって、素晴らしい画質か、素晴らしい手ぶれ補正かを選択することになっている。
      • HDRモードでローリングシャッター現象が発生するのは3枚のイメージを合成しているからだ。
    • D-Warp機能が内蔵されていることでGoProH ERO7のような魚眼的な写りを回避することが出来る。
      • GoProはHERO5でリニアモードを搭載していたがHERO7ではlクロッピングが発生することからか。それを外してしまった。
      • ポストプロダクションでは必要なのでOsmo Actionのように内蔵している方が好ましい。
  • バッテリーライフ
    • Osmo Actioの方がずっと良い
    • バッテリーサイズと容量がほぼ同じことからDJIの方がパワーマネージメントに関して良い仕事をしている。
    • GoPro HERO7に対する大きなアドバンテージの1つである。
  • まとめ
    • DJI初のアクションカメラながらその出来栄えとても印象的である。
    • GoProはHERO8で更にステップアップして来るだろう。
    • DJIは画像処理や露出制御を進化させる開発が必要がある。

いかがでしょうか?

大雑把にいえば、

  • DJI Osmo Actionは、使い勝手が良く、驚異的な手ぶれ補正で、バッテリーが長持ち
  • GoPro HERO7は、画質が良く、広角が撮れる

といった感じでしょうか。

GoPro HERO7を所有している私の個人的な用途としてバイクに搭載することが多いのですが、GoProにはGPSが搭載されていて、3つのマイクで効率的に走行音が記録出来、レンズより広角であることからGoProからDJI Osmo Actionに乗り換えるのが難しい感じです。

また、Osmo Actionのようなジンバル的なスタビライズよりも、バイクのエンジン振動で発生する比較的高周波の振動にOsmo Actionがどれだけ対応出来るかを検証してみたい感じもします。

GoProはHERO6 Blackでエンジン振動に対し素晴らしい効果的なブレ補正性能が搭載され、HERO7で更に進化して満足しています。

一方で、通常の旅カメラからスポーツ用途としては、3軸ブラシレスジンバルのOsmo Pocketいらずとも言える超強力なRockSteadyと、バッテリーライフが長いことや自撮りが可能なDJI Osmo Actionの方が絶対良い選択になると思います。

 

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