ライカ M10 のパースペクティブコントロールはカジュアル用途でも有り!(B&H)
先日LeicaM10等のカメラ向けに「ライカ・パースペクティブ・コントロール」(LPC)を含むファームアップがリリースされ、あのLeica Mにもコンピュテーショナルフォトグラフィーの波がやってきたの?など私が縁の無い(^^世界で物議?を醸し出しているようですが、LeicaRumorsによればB&Hがこの機能のレビュー記事をアップしているということです。
Leica’s latest firmware update, which enables a Perspective Control function, is currently limited to Leica M10 cameras (M10-P, M10-R, M10 Monochrom) and is easy to install
Via : B&H – Hands-On with Leica’s New Perspective Control
- パースペクティブ機能を使うと、画面に白いクロップ枠が表示される。
- 補正結果はJPEGに反映されDNGには元画像と補正情報が記録され、PSやLRでの処理が可能になる。
- 三脚を持ち出さない場合、使えない場合もこの機能はとても有効である。4X5フィールドカメラのアオリでの手持ちは不可能である。
- Leica Mは135mmまでのレンズしか無いがM10はライブビューとLCD装着が可能なので、様々なレンズを装着することが可能になる。
- LPCが必要なシーンですぐに思い浮かぶのは不動産写真である。広角レンズを使用して広い場所を収める(そしてパース補正する)方法は(素人の方には)一般的で無いのでこの機能有効となるだろう。ただ、人の目を欺くことになる可能性もある。
- LPCは主に建築写真家の方向けだが、Instagram投稿などカジュアル用途でも有効であることに気がついた。私はその日50%位の写真にこの機能を使って撮影してしまった。\
Leica Mは勿論プロの方も使われていますが、どちらかと言えばシリアスな業務用のカメラではなく、趣味性が高いカメラだと思います。
B&Hの作例を見ると、LPCを使った写真は予想よりも違和感無くデジタル臭さも感じられないのが流石Leicaだと思いました。
そういう意味では、必ずしもカメラマニアやレンズマニア以外の方がこのカメラを使われるのでは無いのだとすればパースペクティブコントロールは逆に見た目に安定感がある写真が撮れるということで非常に有効なのではと思います。
またファインダーよりもLCDを使われている場合も多いので使い方としてもニーズに合っているのだと思われます。
加えて、例えばある程度仕事を確立されライフスタイルを重視されている建築家の方にも道具としてLeica Mは人気だと思いますので、Leica M10さえあれば、建築物の記録を残すという作業も出来るとすれば確かにかなり便利そうですね。
VimeoにLPCの使い方動画がアップされています。
皆さんもB&Hや、この動画見てLeica M10が欲しくなっているのかもしれませんね!(^^
ところで、日本のカメラにも似たような機能が搭載されているものもあったような気がしますが、確かNikonのアオリ補正は撮影後のカメラ側での画像編集だったような気がします。
一方RICOHはリアルタイムでの斜め補正機能を搭載していましたっけ?(^^
ただ、今回のLeica LPCのようにフィールドで使えるパース補正ってあまり無いですよね?>有識者の方Help (^^