シンプル、継承、落着き、デザインコンセプトPowershot S100ブロガーミーティング:その3
次のキヤノンコンデジの匠の方はデザインチーフの長谷川様。
キヤノンPowershot S100のデザインに関するプレゼンテーションです。
このページの写真は全てPowershot 100で撮影しています。
◆カラー
これまでブラック1モデルだったが、S100ではシルバー(チタンカラー)とブラックと2タイプを用意した。
- ブラック:更なるグリップ感
- シルバー:金属の質感を楽しむ
◆Powershot S90/S95デザインを振り返る。
S90はシンプルを極めたデザイン、カメラらしさの追求、コントロールリングの採用。
当時画素数競争の時代に画質を追求した1000万画素機を出すという判断。デザインもハイエンドカメラらしいものに。
S95はS90のデザインを継承し、より質感と操作性を高めるデザイン。
Gシリーズに匹敵する画質を持つコンパクトなカメラ。
シンプルなデザインを更に追求しながらも、操作系は犠牲にしない。
天面を斜めにするなど薄く見せるデザイン。
◆S100のデザイン
SIMPLE & CALM : シンプルでで落ち着いたデザイン。
大人の雰囲気を感じさせる高級感を演出する表面処理。
S100の初期スケッチ アイデア出しは、鉛筆で、とにかく沢山アイデアを絞り出す。
モックアップの段階。
デザインを絞り込んで行く課程で、プロの方、カメラ好きの方に見て評価してもらう。
◆グリップについて
今回、グリップを採用。付けるからには、しっかり握れることを重視。
見た目上に握れる不思議なグリップ。
試作段階で複数の案絞り込んだ。
写真で見るとそれほど目立つものでは無いが、 実際に握ると高い評価が得られた。
このデザインが最後まで生き残った。
◆コントローラーリングやボタン
薄くなりながらも、回し易い形状。 段差を付けないフラットなデザイン。
ボタンは小さくても操作しやすい、押しやすい。
◆こだわりの機能
光学機器ということ常に念頭において検討されたデザイン。
ノイズリダクション、NDフィルタ、露出補正、シャッタースピードの向上なども実現。
◆ ケース、アクセサリーについて
キヤノンオンラインショップ限定のS100専用ケース。 ブラックとブラウン各1000個限定。
40mm防水のウォータープルーフケース。
アクセサリの拡張も力を入れている。
ということで、デザインに関するプレゼンテーションが終了です。
この後はタッチ&トライのセッションに移ります。