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アサヒカメラのレタッチし過ぎ問題でざわついたので雑誌買ってみたレタッチもしてみた

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アサヒカメラ最新号が発刊され先日こちらのPRtimesにこのようなちょっと過激なアサヒカメラのプレスリリースが掲載されました。

“「インスタ映え」写真、見飽きました。この言葉が2017年の流行語大賞に選ばれてから1年半以上。どこかで見たことがあるような写真ばかりが並び、写真家の方々からも、必ずと言っていいほど「レタッチしすぎ」という声があがります。”
Via ‘ 「インスタ映え」にアサヒカメラが怒りの一撃!ギラギラした風景写真はもう要らない。|株式会社朝日新聞出版のプレスリリース (https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000769.000004702.html)

アサヒカメラ レタッチ問題

 

これってアサヒカメラはインスタ映えな写真に怒っている?ということで、ネットがちょっとざわついてしまったようです。

“この記事に対し、twitter上では賛否両論様々な立場から意見が出ています”
Via ‘ 「『インスタ映え』にアサヒカメラが怒りの一撃!」を巡って賛否両論。「いいぞもっと言ってくれ」「写真くらい自由に撮らせろ」 – Togetter (https://togetter.com/li/1394800)

 

なので私もアサヒカメラ 2019年 09 月号 Kindle版で購入させて頂きインスタに投稿してみました。

この記事を執筆されたのは、風景写真家の米美知子先生でした。

  • 写真コンテストの審査員をしていると、不自然なレタッチをした風景写真が多い。
    • 「レタッチするな」ではない。自然を自然に表現して欲しい。
    • 一生懸命に希望色を付けてた挙句にオリジナルの色がわからなくなる
  • どうしたらコンテストで入賞するかを目標にしている人が多い。
    • デジタルにしたら難しいものが無くなった。
    • ホタルもコンポジット合成で簡単に捕れるようになった。
    • レタッチもコンポジット合成も薬を覚えた人間は元には戻れない
  • 自然風景知らない写真家や主催者側がが審査員になっている時は劇的なレタッチ作品を入賞させてしまう。
    •  現場主義で一生懸命やっている人に申し訳ない
  • 作品よりもレタッチのページが多くなっている写真雑誌にも責任がある。
    • 夕日が赤くなるなどのレタッチテクニックをプロが記事にしている
  • デジタルになってから風景写真界にスターが出てこない

米先生は写真をレタッチすることやInstagramやSNSの写真を否定されているのでは無く、ご自分が専門とされている風景写真の現状、写真コンテストの現状、そしてその審査員、またカメラ雑誌に対する提案を述べられているのだと思います。

また、プレスリリースでは「インスタ映え」という言葉で切り出されていますが、米先生はこの記事でInstagramについて対しては触れられていません。(「インスタ映え」は流行語として用いられています)

そしてプレスリリースでインスタ映え=レタッチ と解釈されているのはちょっとオジサンっぽいかな、、、私もオジサンなので注意しよっと、、、、

“写真そのものだけではなく、高級なレストランに行ったなどその投稿の内容も含めてインスタ映えと呼ぶのが本来的ですが、フォトジェニック(写真写りが良い、写真が映える)だけを意味して使われることもあります。”
Via ‘ 【徹底解説】インスタ映えとは?意味や写真の特徴と撮り方。カフェやスイーツも女子に人気 | 日本最大級のSNS映え観光情報 スナップレイス (https://snaplace.jp/instabaeanalytics/)

またあえて気になったことを書かせていただくと、”コンポジット合成でのホタル撮影は誰にでも出来る”、、、、と指摘されていましたが、その前の章で別のナショジオ賞を受賞された先生のホタルのコンポジット合成写真が掲載されていたことかな?(^^、、、、読んでいて第三者ですがけっこうビクついてしまいました。

さらに次の細く記事は山口高志先生による「不自然に見えないレタッチの実践」という記事に続きます。

  • 写真展で見る風景写真の多くは彩度とコントラストが高くとても違和感がある。
  • 日本の自然は海外のようなメリハリの利いた風景とは違う。
  • 写真雑誌にもそういう作品が入選していると、読者はそれがいいものだと思っちゃう。

ということで、こちらもコンテストの入賞作品のトレンドについて問題提議されていました。

 

確かに表紙写真からしてこんな感じ、、、、

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表紙が既に鮮やか&ハイコントラストですね、、、

 

アサヒカメラ編集部さんはプレスリリースに掲載された文章でちょっと過激に誘導されてしまったのかもしれません(雑誌としては話題になった分良かったのかも?)

で、その後のツイートで「議論を深めていきたい」なんてさらに拍車かけられているような、、、、

ということで、ぜひ皆様もアサヒカメラをご購入いだだいてじっくり読まれた方が良いと思います。それに別の記事の写真バックアップの特集が役に立ちますよ!

アサヒカメラ 2019年 09 月号 雑誌

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ここから私もレタッチ問題を試してみますが、、、少し前新宿のN社のギャラリーで写真家の方が風景や夜景の写真のギャラリーを開催されていましたが、そこで展示されていた写真は、殆どクラリティ(明瞭度)を思いっきり適用されていたことにびっくりした覚えがあります。

どういうことかというと、こちらがGRIIIで撮影した写真の例です。

まずはLightroomに読み込んだ状態。

で、このタンクの周りの部分ですが、、、、

これを明瞭度(クラリティ)を100にするとこのようにタンクの周りに後光が差したようになります。

N社ギャラリーの写真家先生の写真は風景の山々や街の建造物と空の間にこのようなクラリティの痕跡がはっきりと見えていました。更にHDRっぽく仕上げられていたので相当目立っていました。
作風であれば申し訳ありませんが、これはちょっとネタバレ感というかレタッチの痕跡があからさまに出ているのに違和感がありました。

ちなみに、これ掲載してはじめてGRIIIのディフルトでもクラリティが掛かっているようになっているのに気が付きました。
RICOHはカメラ側で明瞭度パラメーターの調整が可能ですのでディフォルトでも少し処理がかかっているような気がします。

で他社で調べて見ると、Nikonのカメラのピクチャーコントロールで明瞭度が指定できるということが解りました。Canon、SONY、FUJIFILMでは無いと思います。(間違っていたらすいません)

もしかしたら、その(N社の展示ですし)写真家の方はNikonのカメラつかっていらして撮影時に明瞭度パラメーターを既にプラスされていた可能性もあるかと思います。
であれば、これはレタッチでは無く「設定」になるのかもしれません、、、、そうか!カメラ側で何しても「設定」になるんですよね!これは盲点!(^^

 

Nikonの明瞭度の説明

https://www.nikon-image.com/support/manual/digitutor/d810/functions/picturecontrol_modify02_clarity.html

明瞭度をプラスにすると被写体の大まかなディテールを克明にします。ポートレートでは人物に威厳をもたせたり、風景ではドラマチックな描写になります。逆にマイナスにすると、ソフトフォーカスレンズで撮影したような柔らかい描写になるので、ポートレートでは柔らかく優しい感じに、風景では明るく軽いトーンのスナップ的な表現になります。撮影意図によってぜひ使い分けてほしい設定です。

デジカメWathcさんの明瞭度の説明

https://dc.watch.impress.co.jp/docs/review/newproduct/669179.html

ピクチャーコントロールの調整項目として追加された「明瞭度」。画像のクッキリ感を調整する項目で、コントラストと輪郭強調をミックスしたような結果となるようだ。

ニコンへのインタビュー、明瞭度の説明がさっぱり理解できませんでしたorz

ttps://dc.watch.impress.co.jp/docs/news/interview_dcm/662418.html

コントラスト」は、画面全体に一律に適用される「グローバルコントラスト」なのに対し、「明瞭度」は、画面の部分、部分に存在する明暗差を局所的に調整する「ローカルコントラスト」です。

こちらはSILKYPIXの明瞭度の説明

https://silkypix.isl.co.jp/how-to/method/clarity/

輪郭付近や色の差の小さな箇所など、部分的にコントラストが高まり質感が向上します。そのため、はっきりと見えるようになります。
色や明るさの大きな、主に輪郭部分のコントラストが高くなるためエッジ部分のみが鮮明となります。原画のコントラストに対しては変化が少なく忠実で、自然な仕上がりとなります。

 

これらの説明を読んでしまうと、明瞭度をアップしておけば自然で鮮明な良い写真になるというようように受け止められるのではと感じましたが、私は「明瞭度」こそ写真を不自然にしてしまうパラメータだと思っています。(バイクの写真とかではけっこう使いますけどね〜^^)

読ませて頂いても明瞭度の処理に関しては謎のままですし、であれば掛け過ぎた時のデメリットやマイナス方向の設定についてももう少し説明があった方が判り易いのですが、、、、(ポートレートでマイナス設定で使うという記述はありますが)

 

で、Adobeがテクスチャパラメーターを発表した時に、シャープ、テクスチャ、明瞭度 の3つのパラメーターの関係が整理されました。
こちらの記事を見て頂ければと思います

https://dmaniax.com/2019/05/15/adobe-lightroom-texture/

 

以上のようにレタッチやりすぎ問題に関して「彩度」と「コントラスト」だけでは無く、「明瞭度」や「テクスチャ」等にも注意したいと思います。

更にLightooroomに搭載されている「かすみ除去」の方が更に効果がはっきり現れるなのでこれもキケンですね、、、、、彩度いじるよりも簡単ですし。。。。

こちらがかすみの除去 +50

かすみの除去 +50 明瞭度 +50

対してコントラスト+50 彩度+50

 

ということでコンテストに応募する時のRAW現像では「彩度」「コントラスト」だけで無く「明瞭度」「テクスチャ」「シャープネス、「かすみの除去」などはおもわずプラスにしたくなる中毒性がありますので注意したいですね!ダメゼッタイ!

個人的にはコンテスト応募する勇気が無いので、自由にやってますが、、、

 

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