カメラメーカー各社フルサイズミラーレスに対する戦略の違い(SankeiBiz)
SankeiBizが、フルサイズミラーレスカメラがトレンドとなっている中、各社の戦略を分析する記事を掲載しています。
“ミラーレスカメラのシェア争いが激しさを増すなか、各社の商品戦略の違いも目立ち始めた。”
Via ‘ 【経済インサイド】分かれるミラーレス戦略 「フルサイズ祭り」と一線画す動き (1/3ページ) – SankeiBiz(サンケイビズ) (https://www.sankeibiz.jp/business/news/190403/bsc1904030650001-n1.htm)
FUJIFILM
- フルサイズ機の需要は全体の3割程度にとどまるとみて、あえて参入しない。
- APS-C機でビギナー層の開拓に注力。
- 中判センサー高級機を投入する。
- フルサイズ機での競争を回避し、ビギナーとハイエンドの両輪で販売を伸ばす。
OLYMPUS
- OM-D E-M1Xはアウトドアでの使い勝手を重視。
- フルサイズに参入する考えは無い。
SONY
- フルサイズ機と同じレンズ規格を採用しユーザーを囲い込む戦略。
- 中級機でミラーレス初心者を獲得しフルサイズなど高級機への買い替えにつなげたい。
Canon
- EOS RP はフルサイズ機ながら小型・軽量で、手ごろな価格に設定。
Nikon
- ニーズが高付加価値商品にシフトするだろうという見通し。
カメラメーカー各社は高級機市場への移行を進めているようですが、異なる戦略を取っているのが面白いですね。
あとPanasonicはフルサイズとマイクロフォーサーズの両輪で、RICOHは一眼レフに加え、プレミアムコンパクト、ハイエンド360度カメラやタフネスカメラなどの他社が不得意な分野を開拓されているという感じでしょうか?
高級機はその実力を発揮するには重くて巨大なレンズも必要でボディもレンズも高価になりますので、やはり入門機〜中級機への取り組みも必要だと思います。
この中ではNikonが入門〜中級機のジャンルで新しい取り組みをされていないのはちょっと気になります。