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魔法のマウントアダプターMetabones Speed Booster のホワイトペーパーでMTF曲線やサンプルイメージを公開

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MetaBoones Speed Boosterのホワイトペーパーが公開されています。http://www.metabones.com/images/metabones/Speed%20Booster%20White%20Paper.pdf

まず前回のMetabounes Speedbooster記事を少し訂正させて頂きました。
SpeedboosterのEF-E(NEX)版は2006年以降のEFレンズであれば低速ながらAFが動作するということです。(それ以外の組み合わせはMF)

ちなみにMetabonesは最近NEXでEFマウントレンズを実用的な速度でAFを可能にする電子マウントアダプターMetabones Smart Adapterも発表しましたが、Spped Boosterの方も低速ながらも同様の機能が動作するようです。

そして、SpeedBoosterのレンズ構成ですが、4枚のレンズで構成されているということです。

Metabones Speed Boosterのスペックのまとめとしてはこんな感じ

  • 倍率: 0.71x
  • 明るさは1段分増加 例f/1.4⇒f/1.0
  • NEX版での例35mm レンズ ⇒ 37.7mm(換算)
  • レンズ構成: 4枚 4グループ
  • 対象レンズ: キヤノンEF、ニコンF、(Leica-R、CONTAX/ヤシカ、Contarex、APLA)
  • キヤノンEFマウント版では、自動露出、AF、ISが動作(但し2006年以降のレンズ)
  • ニコンFマウント版ではGタイプレンズでマニュアル露出コントロール可能
  • 対象ボディ: ソニーNEX、マイクロフォーサーズ、(富士フイルムXボディも計画中)
  • NEX版での厚み減少値: 4.16mm
  • マイクロフォーサーズ版での厚み減少値: 6.17mm
  • 直系×長さ: 69mm×27mm(三脚マウントを外した場合)
  • ソニーNEX版での質量: 194g
  • 三脚マウント: アルカスイス互換形状
  • DXレンズ(APS-C)は、APS-Cセンサーボディでは使えないが、マイクロフォーサーズボディでは使用可能

レンズ構成とパフォーマンス曲線。

こちらは光学的な説明

Nikkor 50mm f/1.2レンズとSpeed Boosterを組み合わせた時のMTF曲線

これで示されているようにMetabonesは、中央部での解像度(20lp/mm測定でのコントラスト値)が向上すると主張しています。

こちらはFマウントレンズを、SpeedBoosterを介してNEXに装着した時の外観例。
4mmくらいマウントアダプターの全長が減少していることが判りますね。

そしてこちらがNEX-F3に、Nikkkor 50mm f/1.2で、Speed Booster装着/非装着でのチャート撮影結果。

中央部拡大。

ちなみに、SpeedBooster装着による解像度の向上により、NEX-F3のフォーカスピーキング機能をONにすると中央部でピーキング(赤くなっている)が感知されるようになったということです。

京セラCONTAX 50mm F1.4での作例

Nikkor 55mm f/2.8 macroでの作成

上がNoct Nikkor 58mm +Speed Boosterでの作例、下がNikkor 50mm f/1.2での作例

以下、Nikkor 50mm f/1.2での作例ということです。

ということで、metabones Speed Boosterは、Nikkor F1.2のような大口径レンズで使うとさらに美味しく使えるようですね。

ところで、このSpeed Boosterは、フォーカスレデューサー(縮小光学系)を使っているようですが、この考え方は1937年で既に特許が取得されていたようです。

そして、ツァイスがNASA向けに開発し、スタンリーキューブリック監督が映画バリー・リンドンで使い更なる伝説となった史上最も明るいレンズ50mm f/0.7ですが、このレンズは70mm f/1のダブルガウスタイプ構成の後ろに、縮小光学系を追加することで、50mm f/0.7を達成するレンズ設計だったということです。

また、天体望遠鏡の世界では、レデューサーというアダプターは普通に使われているようです。

レデューサーというのは、天体望遠鏡特有の補正レンズで、(1)焦点距離を短くし、写る範囲を広くする効果(2)Fを明るくし、速いシャッタースピードを稼ぐ効果(3)周辺像を劇的に改善する効果、の主に3つの効果を狙って通常商品化されます。これは、カメラレンズにはない考え方で、同じ対物レンズを使用して、違うスペックのレンズとして使用できるというメリットがあります。わざわざ、レデューサーを併用したのと同じスペックのレンズを新たに1台買い足す予算よりもはるかに安価に明るいレンズが入手ができるというのが、大きなメリットなのです。

【追記】

オリンパスが、SpeedBoosterとほぼ同様のマウントアダプターに関する特許を出願していたようです。

縮小光学系を使い、フォーサーズでもフルサイズ用レンズでも快適に使うことで出来るという仕組みです。

Nikon E3および富士フイルムDS-560/DS-565は2/3インチセンサーに縮小光学系を使い、フルサイズ用レンズを使えるカメラだったようです。

http://www.nikon-image.com/products/camera/slr/digital/e3/

E3

ということで、フォーカスレデューサー/縮小光学系は古くからある仕組みのようですが、それをタイムリーに纏め上げ魅力ある製品として世に出したMetabounesに拍手という感じですが、となると、オリンパスも同様のマウントアダプター出してほしいですし、EFレンズを推しているキヤノンのミラーレスEOS Mにもオプションであれば、と思ったのは私だけでしょうか?

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2 thoughts on “魔法のマウントアダプターMetabones Speed Booster のホワイトペーパーでMTF曲線やサンプルイメージを公開

  • 2013年1月17日 at 2:37 AM
    Permalink

    いやはやお疲れさまです…(^_^;A
    縮小光学系を現代に蘇らせる偉業となるか、はたまた…?
    とにかく製品が出てこないと性能が判断出来ないですね。
    多少の画質の損失があってもSSが稼げるので自分は普通に使っちゃいそうです。

    ちょっと値段が高いのでおいそれとは買えませんがAPS-Cレンズ用にマイクロフォーサーズ機も欲しくなってしまいそうです(笑)

    Reply
    • 2013年1月18日 at 6:36 PM
      Permalink

      MTFを見る限り、マイクロフォーサーズの場合は全域で解像度が向上するようですね。
      動画などでもかなり使えるのでは無いでしょうか?
      期待しています!w

      Reply

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