ニコンZRをハンズオンした結果、気になる点もあったけど、、、予約しました!
Nikon ZRが発表されて以来かなり気になっていたので在宅での仕事の後急いで新宿にあるニコンプラザ東京の閉館直前に行ってハンズオンしてきました。
ハンズオンの模様はこちらのYouTubeにアップさせていただいています。
皆様ご存じの通り、Nikon ZRはZ6IIIをベースにしたカメラですので基本的な撮影機能と性能についてはもうニコンさんを信頼すればよいだけで、改めてハンズオンでチェックする必要はない思っていました。
SIGMA fpLもLUMIX S5IIXも大満足だったのですが、、、、
というのも、最近動画を撮影することが多く、SIGMA fpLとLUMIX S5IIXを使っていました。
SIGMA fpLもS5IIXまぁRAWやlogで撮影しておけば、どちらも某社のイメージセンサーの基本性能もありも画質については大満足でした。
たとえば室内でのライブ撮影ではfpLもS5IIXもまったく問題はありませんでした。
別アカウントにアップした動画こちらはfpL
こちらはS5IIXで撮影した動画
今のカメラだとモータースポーツでのAFがイマイチ
一方、AFについて、まぁfpLはまったく期待していなかったので良いのですが、S5IIXは像面位相差センサーが搭載されておりそれなりに改善されてはいたのですが、望遠レンズでのモータースポーツ撮影においては、Canon、SONYなどのミラーレスカメラほどの結果は得られなく、ちょっとストレスが溜まっていたのも事実です。
モータスポーツでのAFといえばニコンに頼るしかないですよね
なので、ニコンプラザのハンズオンではモータースポーツのフィールドでの性能は当然確認できないのですが、ここはもうNikonはカメラメーカーの中でも最高のAF技術をもつ1社であることを信じるしかありません。
でこのようにZ6IIIが発表された時に、Nikonが自身を持ってモータースポーツ撮影を訴求するプロモーション動画をアップされているのが頼もしいです。中級機でもここまでAF性能が実現されたんですね。
一応ハンズオンでタッチ&トライしましたが
で一応ハンズオンレポートということですが、、、ニコンプラザ東京は、Nikon ZRの展示メインになっていました。ここだけではなくシネマブースも複数台のNikon ZRがタッチ&トライできます。

ニコンプラザ東京でNikon ZRハンズオン

一応外観チェック

SmallRigのグリップ、これは欲しくなりますね。グリップ強化だけではなくアルカスイスクイックリリースマウントが追加されるのがうれしいところです。、

背面の多くの部分が大型モニターで占められ物理ボタンなどのが最小限になっていますね。Nikon的ではないかもしれませんが、これはこれでこの時代らしいと思います。

Nikon ZRはニコンの中級カメラとして、相変わらず外観の仕上げとそのフィーリングには高い品質が感じられるのが素晴らしいですね。
その分REDカメラのような無骨感は感じられず、当然ですがNikonのカメラなんですね。
また、Nikonのカメラとして当然ですが、LUMIX S5IIXのように起動時間がけっこうかかるということはなく、電源ボタンを押したらほぼ瞬間起動というのも良かったです。
次はNikon ZRで気になった点も書かせていただきます。
Nikon ZRで気になる点その1-SSD記録非対応
SIGMA fpLとLUMIX S5IIXが最強なのはUSB-C接続したSSDに動画を記録できるところでした。
これによって高ビットレートで大容量の動画を安価かつ高速のストレージに格納できるばかりでなく、撮影後にPCやMacにそのまま外付けSSDとして使えるのでファイルを移動することなくすぐに編集できるのが最高でした。ただ、USB-CポートがSSDで使われるため給電できないデメリットもあるのですが、、、、
しかし、Nikon ZRはSSD記録はできず、CFexpress typeBを購入する必要があります、、、2Tとですとけっこう高いようで、Amazonで調べたら10万円近くするんですねー、、、、
Nikon ZRで気になる点その2 – レリーズボタン
ZRをハンズオンして気になったのはレリーズボタンの感触です。
他のNikon機(他社もそうだけど)レリーズボタンに軽く触れると1段下がってAFがONになり、更に押し込むとシャッター駆動されるのが普通ですが、Nikon ZRのレリーズボタンは、軽く触れると少し下がって止まった時点ではAFはONになりません(ボタン機構自体にクリアランスがある感じ)、そこから少し押し込んでAFがONするし、さらに力を加えて次に押し込むのですが、その時の力加減が微妙かつ敏感な感じでクリック感もほとんどありません。
動画の場合は撮影スタートすれば良いのでまぁ問題ないのですが、スチルを撮影するときにとても気になるレリーズボタンでした。ちなみにZRの前面RECボタンは押せば動画撮影する単純なボタンです。
またS5IIXでは、AF駆動ボタンを別に設定し所謂親指AFにしていたのですが、ZRではもちろん親指AF的なボタンは無いですね(fpLもないのですが)
やはりZRは電子シャッター機ということもありスチルカメラとしてのレリーズ&シャッターのフィーリングは薄れているということでしょうか。
また昨今の高速AFでは、AFをわざわざ事前に駆動させる必要もないということなんでしょうかね。
ミラーレスカメラでレリーズボタンと動画記録ボタンがわざわざ別に設けられているのもそういうことなんだということも逆理解しています。(動画撮影中にスチル記録もできますし)
ということで、ニコンプラザ東京の閉館時間を若干オーバーしてしまい申し訳ありませんでした。

ネット界隈ではNikon ZRの出現で他社から乗り換え案件多数?特にLUMIXユーザー?
でNikon ZRについてYoutubeなどを見るとかなり予約しましたという動画がアップされており、その界隈では予約祭りということを感じられます。
特に、目立つのはLUMIXユーザーの方が完全にNikonに乗り換えますという動画が複数アップされていますね。
これはLUMIXの動画性能や機能もさることながら、各社ミラーレスカメラが高騰を続ける中、シネマ機として使えるLUMIX S5IIがボディ単体で25万円という価格で販売されたというのが一つのきっかけになったとおもいます。
一方で、6月に発表されたLUMIX S1M2は ボディ単体で45万円になってしまいました。
それでもLUMIXのフラッグシップ機ですので、他社のフラッグシップカメラよりはかなりお買い得とも言えますし、シネマ機としてRAW動画が撮影できる点もすばらしいのですが、まぁ他社も45万円を出せば中級機でそれなりのカメラが買えてしまうという状況もあります。
RAW撮影ですと1時間1TというファイルになるのでPCやMacのストレージも無限に必要になりそうで、まぁAppleProResやLog撮影できればまぁ良いというのもあるかと思います。
まぁいずれ、S1M2に匹敵する性能で30万円を切る価格でS5IIIが出ることにはなると期待したいですが、このタイミングでREDの名前を関したNikon ZRが30万円以下で発売されたというのは、特にシネマ機として運用されていたLUMIX界隈の方々にはショッキングな出来事になったのではと思います。(私もそうですが)
心の声(ここだけの話ですが、S1M2のボディはほぼS5IIなんだからもう少し安くしてほしい、、、、
S1M2ESだったら少し安いけどボディが同じならS5IIIとS5IIXにした方がいいんじゃない?S1はフラッグシップ機なんだからわざわざ低下価格バージョンを出さないでもねぇ、、、、)
ということで私もNikon ZR予約しました
Nikon機のAF性能を信頼して私もNikon ZRのレンズキットを予約しました。
9月21日の時点でNikon ZR発売日に納品されるということです
で、YouTubeを見るとNikon ZR予約しましたのお祭り状態で、また世界中でNikon ZRに買い替え的な動画がアップされまくっていますね。
これまでのNikon機の場合このようなお祭り状態では、予約開始9月18日から数日以内に「想定を超える予約によって」的に納期遅延のご連絡がリリースされるわけですがまだ大丈夫なようですね。
この記事を書いている9月23日時点でもカメラのキタムラさんの販売ページを見ると発売日にお渡しの表示になっております。


これは、Nikon様の販売予測ロジックがAIによって強化されているのでしょうか?それとも生産体制が大幅に強化されたのでしょうか?それともNikon Z6IIIの販売が落ち着いて生産をZRに全振りできるからなのでしょうか?
それとも、お祭りになっているのはシネマ界隈、Youtube動画クリエイターな方々だけで、普通のカメラマニアの方にとってはあまり関係ないという感じなのでしょうかも、、、、
発売日は10月24日ということで、少し時間がありますが、その間楽しみにしていたいと思います!
なにはともあれここまでお話を引っ張ったページを最後まで見て、心の声まで聞いていただけたことに感謝いたします!!