日経テクノロジーオンラインに「デジタルカメラに見た、わずか20年の繁栄と終焉」という衝撃的なサブジェクトが付けられて記事がアップされていました
統計上の数値では、日本メーカーのデジタルカメラの輸出が急速に減少してきています。そこで、市場末端の状況を見るために、米国の量販店へ視察に出かけました。
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- 日本メーカーのデジタルカメラの輸出が急速に減少
- 米国の量販店の売り場のあまりの変わりようにがく然とした
- Walmart
- 陳列棚の3分の2以上には製品がない
- 一眼等の高級機種がほとんど、コンパクトは姿を消している
- 在庫が無いようで製品が入ってこない
- BEST BUY
- 客の数はまばら、店員は手持ち無沙汰
- Staples
- デジタルカメラはもう扱わないとのこと
- ディーラーが販売意欲をなくしている
- わずか20年の歴史に終焉
- 2007年の出荷1億台がピーク
- 2008年の世界同時不況
- スマートフォンが息の根を止める
ちなみに、こちらが先月投稿した、デジタルカメラ市場に関する状況の記事
確かに米国の量販店のカメラ売り場で商品が無くなったのは、スマホによってカジュアルにカメラを使う方に向けた市場が1/3になってしまったということですすね。
更にそれに加えて、カメラ好きな方はネットに溢れる詳細なレビュー記事によって機種を絞り込み、ネット専門店やAmazon等の通販で購入出来るということもあり、中途半端な店舗は必要無いということもあると思います。
日本でも都内の家電量販店では未だに各メーカーの幅広い機種が展示されているデジタルカメラコーナーがありますが、限られた機種しか置いていない郊外や地方の家電販売店では似たような感じだと思います。
いずれにせよ、ピーク時の1/3の市場、そして更にそれが減少して行くということですので、今後は家電量販店では無く、ますます専門店で販売されることになるのかもしれませんね。