Blackmagic Design社がマイクロフォーサーズマウントを採用した画期的なデザインの超コンパクトカムコーダーを「Blackmagic Micro Cinema Camera」を発表しました。
大きな特長として、アクセサリ接続を考慮したオープンなデザインと、仕様を公開した接続端子を持つことで、例えば、ドローン等に搭載する際にフィットするボディと、ラジコンで連携するようにカスタマイズ出来るということです。
特長やスペック
- マグネシウム合金ボディ
- 世界最小のオープン規格のカスタマイズに対応するカムコーダーデザイン
- クアッドコプター等ドローン搭載に向いた軽量でコンパクトなボディ
- アクションカメラ・クラッシュカメラとしての使用も考慮
- リグマウント等の装着に対応
- シリアルコネクタ経由でのユーザー独自のカメラコントロールが可能
- 4チャンネルラジコン用のPWA信号用ケーブルの接続
- 18チャンネルラジコン用のS.BUSケーブルの接続
- ビデオ用LANCケーブルの接続
- コンポジット映像ケーブル接続
- Try-Sync接続対応
- 外部電源の接続
- イメージセンサーサイズ Super 16（12.48mm x 7.02mm）
- 撮影解像度 1920 x 1080
- AF、AE、ズームコントロール可能電子接点対応のマイクロフォーサーズマウント
- 動画フレームレート
- グローバルシャッター撮影時 1080p23.98, 24, 25, 29.97, 30
- ローリングシャッター撮影時 1080p23.98, 24, 25, 29.97, 30, 50, 59.94, 60
- 動画記録方式
- CinemaDNG RAW – 65 MB/s
- Apple ProRes 422 HQ – 27.5 MB/s
- Apple ProRes 422 – 18.4 MB/s
- Apple ProRes 422 LT – 12.75 MB/s
- Apple ProRes Proxy – 5.6 MB/s
- ダイナミックレンジ 13 stop
- ステレオマイクロフォン
- 記録メディア SDXC 及び SDHC
- HDMI TypeA出力、ステレオマイクインプット
- バッテリー キヤノンLP-E6
- 撮影時間 約1時間30分
- サイズ 横幅x高さx奥行 82.6mm x 65.3mm x 69.6mm
- 質量 302g
- 価格995ドル
ということで、日本のオリンパスがオープンプラットフォームカメラとしてAIR A01を発売していますが、主にソフトウェア開発で頑張って下さいという志向なのに対し、Blackmagic Micro Cinema Cameraはハードウェアでも積極的にコントロール出来るユニット志向が強いカメラ（カムコーダー）ということになりそうです。
ですので、Blackmagic Micro Cinema Cameraに対応するドローンや、ラジコンコントローラー等現実的な製品がすぐに各社から発売されそうですし、もちろん、ユニットとしてこのカメラを心臓に使ったシネマカメラのセットアップとしても自由にカスタマイズ出来るということですね。
AIR A01が出た時、私もドローンや、スタビライザー、電子ジンバル等に搭載するような開発者がいれば面白そうだなと思ったのですが、正にBlackmagicがそのまま実現してしまった感じです。
また、価格もロスレスRAW撮影、グローバルシャッター、13段のダイナミックレンズ等カメラとしても高性能なスペックを持ちながらも1000ドル以下というのも素晴らしいカメラです。
やはり、欧米の方のクリエイティブな発想は素晴らしいと、感心してしまいました。
M43マウントや、キヤノンのバッテリーを使うのも柔軟な発想ですね(^^;
日本で10万円を切ったら我が家ファミリー用のビデオカメラとしても欲しいかも？、、、
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