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キヤノン「ミラーレスカメラ“EOS M”」ブロガー発表会 ハンズオン感想 後編

キヤノン、EOS M発表会でのハンズオンの感想続きです。

注)今回試させて頂いたのは、製品版では無く、開発機ということですので、製品版とは異なる可能性もあります。

■AFスピード レスポンス

ミラーレスカメラとして最も気になるのがAF速度ですが。。。
EOS MのAF速度は“普通”でした。

他社のコントラストAF最速と表現しているミラーレス機と比較すると速いとは言い難いです。

注目の像面位相差AFですが、センサー、及びAFロジックなどは、ほぼEOS Kiss X6iと同等ということでしたのでMOS-MはX6iのライブビューAFと同等ということですね。

結局、運動会やスポーツなどはKiss X6i以上のカメラに任せれば良いということだと思います。

他社のミラーレスカメラがAF速度に注力しているのはKiss並にしなければ“売れない”ということだと思いますが、それを受けて立つキヤノン様としては余裕のスルーという感じ(^^;では無いでしょうか?

そうは言ってもAFについては速いに越したことは無いので、例えばEOS 7DのImage Monster2.0のような大規模ファームアップなどで改善されることを期待します。

開発者の方にEF-Mマウントの電子接点が9ピン(EF/EF-Sは8ピン)になった理由をお聞きしましたが、これは将来に備えての“何らか”の拡張の為に準備されているということでしたので、将来はもっと凄いことやって来るかもしれません。

 

次に連写速度ですが、決して高速では無いのですが、AF速度に合った連写速度と言えるかもしれません。

その他撮影時の総合的なスピードやレスポンスについては使っている限り快適で、例えるなら、EOS Kiss X6iがそのまま超小型になったような軽快感です。

もう“Powershot”に戻れないかも;;;^^)

■その他

スピードライトなどEOS用の豊富なアクセサリ類が使えるもの良いですね。

 

その中で、専用ボディジャケットEH-23CJなのですが、これは目から鱗でした。

実は拡張グリップとしての役割があるそうなんです。

 

レザーで作られて居るのですが、グリップとなる部分には、このようにもっこり状態でかなり“盛り”されてます。

 

これを装着すること、まるでミニKiss X6iのようなグリップ感になります。
これはオススメですね。

 

他に気に入ったのが、ステレオ・マイクのインプット端子があるということ、また64段階のインプットレベル・コントロールも可能ということで、EOS Mを動画用のモジュールのような使い方も出来そうということです。

またHDMIアウトに外部モニタを繋ぐと、モニタによってはピント合わせに便利なピーキング機能も持っていますので、外部マイクと組み合わせで更に楽しめそうです。

動画の画質はEOS Kiss X6iとまったく同等ということですので、ちょっとしたムービー作品作りも可能かもしれませんね。

動画でのバッテリー性能ですが、約1時間30分ということで小さなバッテリーでも十分です。(勿論、予備バッテリーは必要とは思いますが)

更に、係員の方によれば、動画撮影中にレリースすると静止画が撮影され(動画は一瞬ブラックアウトしますが)、その後、動画記録が継続されるということで、これも良いです。

ーーーまとめーーーー

■良い点

■ちょっと頑張って欲しい点

 

■EOS M感想(ベーター機)

5D mark III、Kiss X6i、Powershot G1Xなどここ最近のキヤノンのカメラは目立つようなスペック無いのですが、どれも後からじわじわ響いてくるカメラになっているとおもいます。
EOS Mもそういうカメラでは無いかと思います。

私の実力では今回のような短い時間で、他社のミラーレスカメラと比較してより何が良いかということは明確に説明出来ないのですが(^^;、逆に、EOS Mをハンズオンした後に他社のカメラを持ったり、試してみたり見ると、今まで気が付かなかった粗がいろいろ見えて来たような気がします。

 

昨年までは「ミラーレスが欲しい」という方が現れるなどちょっと単語先行の面もあったと思いますが、結局最後発のキヤノンが訴求するのはミラーレス機よりも、EOSシステムということでした。

 

他の一眼レフメーカーはミラーレスに“移行”したり、自社の一眼レフとはバッティングしないようにあえて“別システム”としたりしていますが、キヤノンはミラーレスカメラで、EOSシステムが中心というメッセージを更に強く発信したのは、一応(^^;キヤノンユーザーの私は素晴らしいことだと感じました。

 

ユーザーの使い方に合った、ボディとレンズの組み合をEOSシステムの中から安心して選べる選択肢が増えたということだと思いますので、例えば、AFが遅いというのはシステム全体から見れば欠点とは感じませんでした。

 

例えば、若い時はEOS Mそして、家族を持ったらKiss、趣味に本気になったら60Dや5D3、運良くプロになったら(^^;1DXやC500 という想像(妄想?w)が出来るのがEOSが楽しめる理由だと思います。

 

で、せっかくなので、僭越だとは思いますが、次期というか追加モデルとして是非出して頂きたいと思っているのが“シネマミラーレス”。
EOS MがX6iのミラーレスとすれば、EOS C300/C500のコンシュマー向けミラーレス機出して欲しいのです。

 

■終わりに

今回のEOS Mの発表からしばらくの間、ショールームではハンズオン出来なく、透明ケースに入ったEOS Mが展示されるということです。

それだに、今回ハンズオンという貴重な体験をさせて頂きました、キヤノン様、キヤノンマーケティングジャパン様、そして、ご紹介して頂きました、ソーシャルメディアを活用したマーケティングならアジャイルメディア・ネットワーク:Agile Media Network様、各社及び関係者の方に感謝いたします。

本当にありがとうございました。

 

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