YOUのデジタルマニアックス

オリンパス再生の可能性は?パナソニックのフルサイズ戦略は正しいの?

東洋経済新聞に、オリンパスの復活に必要な条件を解説された記事がアップされました。
今年いっぱいでOLYMPUSを離れJIPに買収される映像事業部はどのような戦略で再生することになるのでしょうか?

JIPの買収によって、「VAIO復活」の再来なるか

Via : 東洋経済新聞 – オリンパス、「カメラ事業」の復活に必要な条件

JIPの稲垣伸一マネージングディレクターはオリンパスのデジカメ再生に自信

問題は人材確保

アナリストは懐疑的

ということで、期待半分で問題の積み残しもあるといったところでしょうか?

OLYMPUSのカメラは売れているけど

一方で、OLYMPUSに明るいニュースも出て来ました。
BCNの最新販売統計でOM-DとPEN両方のシリーズが販売台数1位と4位を獲得、ミラーレスカメラとしては1位と2位となったということです。

確かに、JIPが分析している通り、マイクロフォーサーズ市場はある一定以上のニーズがあるということを証明しているのかもしれませんが、ちょっと気になるのはOM-D E-M10 Mark IIIもE-PL9も1つ旧機種ということで、やはり利益率が保たれるのかということですね。(まぁD5600もKiss X9iも同じですが)

そしてマイクロフォーサーズ同盟のPanasonicのカメラ事業に関する報道にも気になる記事が出ています。

パナソニックは3日、「フルサイズ」と呼ばれる大型の画像センサーを搭載するレンズ交換式デジタルカメラ「LUMIX S5」を発表した。レンズ交換式カメラを小型・軽量にできるミラーレス構造を採用したカメラを2008年に初めて製品化した「元祖」のパナソニックだが、参入が遅れたフルサイズのミラーレス機では劣勢が続く。

Via : 日本経済新聞 – ミラーレス元祖のパナ、フルサイズ機で巻き返しの難路

元祖ミラーレスのPanasonicもフルサイズで劣勢

ということで、OLYMPUSはJIPによってまずは再起動という感もありますが、今後もマイクロフォーサーズを売りにして行くということで、それが吉と出るか凶と出るかと言ったところですね。

その一方で、フルサイズに参入したPanasonicは更に調子が悪くなっているようにも思えます。(シェアを見る限り)
そんな状況で新たなシェア獲得が期待出来る新入門フルサイズ機の発売がコロナの流行と被ってしまったのも運が悪いということもあるかもしれませんが、やはり国内4番目のフルサイズミラーレスメーカーでは参入の遅れを取り戻すのが大変そうで、同じLマウントのSIGMA(しかもfpの1機種)にも後塵を拝しているのが現状ということですね。

今後、OLYMPUSとPanasonicの元祖ミラーレスカメラメーカーがどう成長していくのか、あるいは(なって欲しく無いですが)その逆になるか、、、、皆さんはどう予測されますか?

まずは来年のOLYMPUSの再生に注目ですね!

瀬戸際のデジカメ―週刊東洋経済eビジネス新書No.56

660円(05/04 22:20時点)
Amazonの情報を掲載しています

90秒にかけた男 日経プレミアシリーズ

高田 明, 木ノ内 敏久
935円(05/05 04:58時点)
Amazonの情報を掲載しています
モバイルバージョンを終了