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ソニーα99は初の14bit RAWをサポート?(sonyalpharumors)

α99はソニーのカメラで最初に14bit RAW出力が可能になるという情報です

Finally! The Sony A99 FF camera will be the first Sony camera to have full 14bit RAW file recording! It is something Nikon cameras (like the D800) have since a long time now so it was about time fro Sony to use it too. But will it really bring some noticeable improvement?

Via : (SR5) A first for Sony: 14bit RAW files on the A99! | sonyalpharumors

ニコンの一眼レフカメラのNEFファイルはずっと前から14bitでしたので、やっとソニーもそれに追い付くことになりそうです。

ただ、14bitリニアA/Dコンバーターは14段のダイナミックレンジを持つのに対してノイズは実質5-10段分発生するということ、

また実際にADコンバーター及びCCD/CMOSセンサーは必ずしもリニアな特性を持っておらず、ADコンバーター単体のダイナミックレンジはそれほど重要では無いこと、
などなど14bitであれば良いというものでは無いと発言されている方もいらっしゃるようです。

実際に14bitRAWでは、ファイルサイズと引換に潰れたシャドー部の再現性の用途で役に立つかもしれませんが、それ以前にカメラ全体の画質も含めて実機で評価するしか無いのではとも書かれています。

ちなみにキヤノンの一眼レフカメラでもCR2ファイルで14bit RAWを出力していますので、一眼レフ2大メーカーにプロ市場で訴求するには、14bit RAWも必須なのかもしれませんね。

話しは少々それますが、Powershot G1Xはコンパクトデジタルカメラにはめずらしく、14bit RAWをサポートしています。
その解説ページでこのように書かれています。

■14bit RAWで撮影できる具体的なメリットは?

RAWを14bit化することで、より多くの情報をRAWに残すことができるようになりました。その情報を有効に利用することで、微小テクスチャーの解像感・ノイズリダクション性能の向上・ダイナミックレンジの拡大・暗部補正などの各種補正処理の画質向上を果たしています。

■14bit RAWはどんなシーンに最適か?

G1 XのRAWは従来のコンパクトデジタルカメラと比べて低ノイズで、より多くの情報が記録されています。すなわち、耐レタッチ性が向上しています。露出制御の難しい夕景の露出補正や風景の彩度制御など、積極的にレタッチを行い、作品を作り上げるお客様に、より満足いただけるようになったと考えています。

DPP(Digital Photo Professional)では、ノイズリダクションの利かせ方・エッジ強調のレベルなどが細かいコントロールが可能であり、EOSのような画作りに仕上げることも可能です。好みやこだわりに応える、思いのままのアウトプットが得られるようになりました。

Via : キヤノン:PowerShot G1 X SPECIAL CONTENTS|TOP

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