スポンサードリンク

ゲッティイメージズはリオ・オリンピックの写真をどのようにして120秒後に配信可能にしたか(popphoto)

Pocket
[`evernote` not found]
LINEで送る

本日からリオオリンピックが開催されました!
その南米初のオリンピックの様子を写真で伝える役割を負うオリンピック公式イメージサプライヤーであるGetty Imagesであることをお伝えしましたが、何と彼らは撮影してから2分後に世界に配信する体制を整えているということです。

popphoto.comが開催前7年前からの準備作業、そして現場のワークフローについてGetty imagesの副社長Ken Mainardis氏が説明した記事を伝えています。

When a Getty images photographer shoots a picture at the Olympic Games, it’s often available to customers amazingly quickly—within a couple of minutes.
Via : How Getty’s Olympics Photos Are Shot, Edited, And Sent Into The World In Just Two Minutes | Popular Photography

 

7年前

7年前の2009年のIOC国際オリンピック委員会でリオオリンピック開催が決定した時最初」のミーティングを行った。
その直後にリオデジャネイロを訪問し、プレスセンターに編集拠点を設けることを合意した。

その後数年間を掛けて、大会期間中に扱われる150万枚のイメージの転送を可能にするネットワーク設備の計画を行なった。

リオオリンピック6〜12ヶ月前

ニコン及びキヤノンの最新のフラッグシップ一眼レフにはイーサーネットケーブルが接続出来ネットワーク機器の1つとして機能する。フォトグラファーはイーサーネットケーブルの接続によってシステムが統合されることになる。

競技トラックやプールのフニッシュライン、あるいはキーとなる幾つかのポイントにケーブルを設置する。
フォトグラファーが移動する場合はケーブルを外し次の視点で接続すれば良い。

2014年冬期ソチオリンピックのような山岳地帯等等特殊な現場ではWi-Fiホットスポットシステムを設置したが、通常信頼性の観点からWi-Fiのような干渉が起きないケーブル接続を優先する。

Getty Imagesの技術スタッフは、実際のゲームの時でも自信を持って使えるシステムを構築為に、1年以上前から実際の会場で負荷やパフォーマンスをオンサイトでテストを行う、
全ての撮影はネットワーク経由で瞬時にプレスセンターのエディターに届けられることになるが、事前テストによって約10コマ/秒で転送されることを確認する。

リオオリンピック開催1週間前

オリンピックゲームに向けて約110名スタッフが到着する。

  • 約50人のフォトグラファー
  • IOCやスポンサー企業向けのチームは約25名のフォトグラファーで構成されている
  • プレスルームには18名のフォトエディターとテクニカルスタッフ及びサポート・スタッフが配置される
  • 会場ではフォトグラファーのスカウトや、短期的なフォトグラファーの採用が行われる。

殆どのチームは7月25日に配置が完了、様々な業務の確認、トレーニングを行いながら、開催前の会場で様々な経験を得ることになる。

7月29日に実際の活動を開始、8月5日のオリンピック開会に向けて準備期間のプレビューイメージも準備する。

オリンピック期間中

フォトグラファーのカメラからはネットワーク経由で撮って出しのJPEGイメージがプレスルームに送られる。
エディターはMacやPCを使ってその写真にアクセス可能となる。

その後プロダクションラインに載せる為には3段階のステージが必要である

1.写真の選定作業

大量のフレームから写真を選定することが出来る責任を有しているのは、たった1人のエディターであり、迅速かつ非常に重要なステージとなる。

オリンピックで150万枚のフレームを撮影されるが、様々なサービスに提供するには8500枚以上を仕上げることは出来ない。

2. 画像編集・メタデータ埋め込み作業

選定されたイメージは第二エディターに転送され、限られた範囲で色とコントラストを調整と、通常はクロップも行われてる。これらの作業は通常のAdobePhotoshopで作業を行なっている。

次に、専用ソフトウェアを用いることで、写真メタデータに、Gettyのタグ、カメラボディから得られた機種情報や露出情報、更にネットワークから得られた日付や撮影場所のメタデータを埋め込む。

3. 情報付加と配信作業

第三のエディタに渡され、競技者の名前や写真撮影背景等の詳細等のデータを加える作業を行う。

更に彼らはGetty Imagesのウェブサイトや提携チャンネルに対して適切なイメージを供給する責任を持っている。

彼らは語り手として、ストーリーのキー要素を見つけ出し、ベストなイメージの選定を行いながら、配給の決定を行うのである。

2分後の世界

このようにして、Getty Imagesのウェブサイトにイメージが配置され、主要な市場に供給されることになる。

また顧客のCMSサイトにもバックエンドで接続する為のAPIが準備されており、顧客サイトでもダイレクトに最速で表示することが出来るメリットを提供している

シャッターを押された瞬間から、イメージの選定、Photoshopの修正を経たイメージが準備され、インターネットを通じて顧客に配信されるまで約120秒で可能になっている。

Mainardis氏のコメント

スタッフを観察しているとその仕事はクラシック音楽のオーケストラに似ていることに気がつく。また、膨大な量のコンテンツの流れを見ていると、それがいかに滑らかにかつ効率的であるかに驚くことになる。

このドリームチームによるパフォーマンスは年間を通じた他のスポーツイベントにも選ばれている。

フォトエディターの多くはGetty Imagesを通じてエディターとしてのキャリアを開始することになる。才能豊かな者がフルタイムのスポーツフォトグラファーに成長する為の修練の場でもある。

このオリンピックのチームには激しい競争を勝ち抜き加わることが出来た者もいれば、それを成し遂げられなかった人、更に、次回を目指す者もいる。

 

オリンピックの表舞台ではアスリート達が厳しい戦いを行なっていますが、その舞台裏ではフォトグラファーの厳しい競争も行われることで、歴史に残る瞬間が写真となって残されているということですね。

そして4年後の東京オリンピックでもGettyImagesがその役割を担うことになるのでしょうか?それはどのように進化したシステムになるのかでしょうか?
とにかくもうその準備が行われているということですね!

 




Pocket
[`evernote` not found]
LINEで送る

スポンサードリンク

関連コンテンツ

アマゾン書籍検索
楽天トラベル

One thought on “ゲッティイメージズはリオ・オリンピックの写真をどのようにして120秒後に配信可能にしたか(popphoto)

コメントを残す